知人が昇進試験に苦労しているので、
前回に続いて、論文試験の対策を紹介します。
昇進試験の問題は、毎年違うそうですが、
例えば以下のような問題がでるそうです。
・「自部門をあるべき姿にするために、何をしているか?」
・「自部門を強い組織にするために、何をしているか?」
このような問いに対して、自分の考えと、具体的な取り組みを述べることを求めらるそうです。
さて「あるべき姿」や「強い組織」について、
自分の考えを述べよと問われて、あなたは何と答えますか?
実はこれは自分で考えなくていいです。
なぜなら、答えはすでに上司から提示されているはずです。
おそらく仕事の年度の最初に「部門方針」が出ているはずです。
さて部門方針には、「自部門の目指す姿」や「その背景」が書いてあると思います。
例えば「自社製品のシェアが落ちてきているので、
今年は品質向上してシェアをダントツにする」が部門方針だとします。
そうすれば「あるべき姿」や「強い組織」は簡単です。
私の考えるあるべき姿は「品質の高い製品を作る部門」と答えればいいのです。
そして、前回の投稿で書きましたが、論文は論理的に書きましょう。
考えを述べたら(主張したら)、理由(根拠)を述べるです。
「なぜなら、自社製品のシェアが落ちていて、
それを奪還する必要があるためだ」と考えに続けて述べるのです。
もちろん、持論を展開してもOKです。
しかし、部門方針を使ったほうが上司も納得してくれるはずです。
あと、できれば、方針は部門全体など、自分の所属より一階層上から持ってきましょう。
例えば「課の方針」ではなく「部の方針」を見ます。
なぜなら「昇進試験」なのですから、上にいくべき人物かを判断されます。
あまり低い目線になっては昇進させてもらえません。
今回はここで終わります。
他にもインバスケット試験や論文試験のテクニックがあるので、
少しずつ書いていこうと思います。