昇進試験や昇格試験に合格するためには、仕事とは「問題解決」だということを理解しよう。論文試験対策・面接試験対策。合格のための4つのやるべきこと。

昇進試験や昇格試験で「仕事は何か?」と聞かれて、あなたはちゃんと説明できますか?

分かっていない人は「~の作業」みたいな答え方をします。辞書にも「何かを作る行動」と書いてあったりします。そんな答えをしていたら、昇進試験や昇格試験で確実に落ちます。

仕事とは「問題解決」です。
例えば、定食屋さんは、料理(作業)をするのが仕事ではありません。お客さんの「空腹」という問題を解決するのが仕事です。しかし、単なる空腹を解決するだけでは「問題解決力が高い」=「優れた仕事ができる」とは言えません。お客さんの欲求(問題)を高く設定し解決することが「優れた仕事」です。例えば、ロケーションが良いところで、美味しい食事を提供できる方が優れた仕事です。

また、管理職は自分が問題解決できるだけではいけません。会社を継続的に発展させることを求められます。そのために部下を教育することを求められます。また、お客さんの新しい問題を発見し、それに向かって組織を変えていくことを求められます。





試験に合格するための4つのやること

①「お客さんのあるべき姿を考える」
お客さんが誰か、お客さんはどんな問題を解決して欲しいのかを考える。
特に、今後どのような問題が発生するか、市場の状況や、世界情勢などの情報収集を行い「将来のお客さんのあるべき姿」を考える。
あるべき姿が分かれば、現状の姿とのギャップ(問題)が発生し、解決のための仕事がわかります。

②「自部門のあるべき姿を考える」
お客さんの問題を解決するための、自部門のあるべき姿を考える。
そして、自部門の現状を認識し、あるべき姿にするための解決策を考える。
また、この時、自分のことだけを考えるのではなく、部下や他部門を巻き込み、どうすればお客さんにとって一番良いのか全体最適で考えることが重要です。

③「自部門をあるべき姿にするための施策を具体的に考える」
具体的な施策や活動を考えるのが一番難しいと思うかもしれませんが、そんなことはありません。一般的な活動で良いんです。情報収集を行うとか、現場主義で行動するとか、後輩の指導方法を行うとか。ただし、しっかりと論理的(ロジカル)に考えて説明できなければなりません。説明が論理的でなければ、どこかで聞いた取り組みで独自性がない(=自分で考えていない)と捉えれてしまう可能性があります。

④「論理的な説明方法を学ぶ」
論理的とは、一番簡単に言うと「なぜ」を答えることです。面接でも論文でも、必ず自分の主張に対して「なぜ(理由や背景)」を答えるようにしてください。論理的な思考方法の本はたくさん出版されているので、図書館で色々読んでみるのが良いでしょう。

以上です。参考になったでしょうか?

昇進試験に受かって、給料アップでハッピーになりましょう!