昇進、昇格には「卒業方式」と「入学方式」がある。 昇進・昇格試験は卒業の論文でなく、入学の論文を書こう。

昇進、昇格には「卒業方式」と「入学方式」があることを知っていますか?

卒業方式とは、今の業務ができているかを試験などで判断し合格したら、その業務を「卒業」して昇進・昇格する方式です。

入学方式とは、次の業務ができるかを試験などで判断し合格したら、その業務に「入学」して昇進・昇格する方式です。

試験を行っている企業は、ほぼ「入学方式」で昇進・昇格を決めています。
なぜなら「卒業」の判断は普段の業務で判断できるため、わざわざ試験をするようなことは少ないです。しかし「入学」の判断は、普段の業務では判断し辛いため、論文試験や面接試験などで判断します。

また、卒業方式と入学方式を組み合わせる場合もあります。
私の知り合いの企業では、論文・インバスケット・面接の試験で次の役職に「入学」できるか判断し、さらに、人事評価で2年以上良い評価だった場合に「卒業」として判断して昇格させています。

つまり、論文や面接などで「どんなに今の仕事ができるかを伝えても無意味」なんです。
会社は試験で「この人を昇進させて、課長などの仕事ができるかを判断したい」のです。

昇進・昇格試験では「卒業」するための論文でなく、「入学」するための論文を書くようにしましょう。


以上です。参考になったでしょうか?
他にもインバスケット試験や論文試験のテクニックがあるので、少しずつ書いていこうと思います。

昇進試験に受かって、給料アップでハッピーになりましょう!